化学物質と健康被害

2021.07.15

化学物質による健康影響として、化学物質過敏症があります。化学物質過敏症は一般的に定義するのが難しいといわれていますが、一旦化学物質過敏症になると、その後、きわめて微量の化学物質で種々の臨床症状が出現してくる状態といわれています。

化学物質 発生源 症状
ホルムアルデヒド 接着剤、防カビ剤 目・喉の痛み、頭痛、嗅覚の鈍化
トルエン 洗剤、塗料、接着剤 疲労、めまい、体力減退、不眠、呼吸器疾患の悪化、ぜん息
キシレン 塗料、芳香剤、油性マーカー、のり 目、鼻、喉を刺激し、バランス感覚を失わせる
パラジクロロベンゼン 防虫剤、防臭剤 めまい、頭痛、腎炎、発がん性
エチルベンゼン 接着剤や塗料の溶剤、燃料油 喉や目への刺激、皮膚炎
スチレン 接着剤、クッキングラップ、プラスチック製品 粘膜の炎症
テトラデカン 塗料等の溶剤、灯油の揮発成分 高濃度で麻酔作用、皮膚の乾燥・角化、亀裂
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