2012.08.16
2012年8月16日
財団法人東京顕微鏡院 理事 伊藤 武
今年(平成24年)の8月3日ごろから北海道において10ヵ所の高齢者施設で腸管出血性大腸菌O157の流行があり、2名が死亡、100名以上の患者発生が報告された。札幌市の調査から漬物工場で製造された白菜の浅漬から患者と同一の腸管出血性大腸菌O157が検出され、白菜の浅漬を原因食品とする食中毒であるとされた。
腸管出血性大腸菌の原因食品はユッケや生レバー、焼肉などの食肉以外にサラダや漬物があり、注意が喚起されていた。 これまでに報告された野菜漬物によるO157食中毒3事例の概要を表に示した。
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