更新:2023年11月21日
はじめに
わが国のカンピロバクター食中毒は2003年にサルモネラ食中毒を抜いて事件数が1位になりました。その後20年が経過した現在においてもカンピロバクターは主要な食中毒起因菌であり、本菌による食中毒の発生は制御できていません。
今年の研究会総会は、細菌のゲノム情報を菌株の型別法に応用し、確立された鈴木匡弘先生をお招きし、「細菌ゲノム解析による菌株タイピングの実践」として教育講演を企画しました。また、シンポジウムでは、「身近な環境に潜むカンピロバクター」というテーマで、様々な分野でカンピロバクター研究に取り組まれ、ご活躍の先生方に野生動物、愛玩動物、食鳥肉およびこれらの処理場、食品におけるカンピロバクターについてのご講演を依頼しました。一般演題についても多数のご登録をお待ちしております。
新型コロナウイルス感染症のためしばらくオンライン開催となっていましたが、4年ぶりに対面の開催となります。総会の会場は、大阪府市の研究所が一元化し、令和4年12月に完成したばかりの新施設のホールです。多くの皆様のご参加をお待ちしています。当日は活発な討論と情報交換がなされ、本研究会総会が新たな人と人との繋がりの場となることを願っております。
第16回日本カンピロバクター研究会総会 総会長
地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所
微生物部 細菌課
中村 寛海
令和5年12月1日(金)9:30~17:20
盛会のうちに終了いたしました。多くの皆さまにご参加いただき、ありがとうございました。
大阪健康安全基盤研究所 北館3階OIPHホール
所在地:〒537-0025 大阪市東成区中道1-3-3
JR大阪環状線 森ノ宮駅(北口)あるいはOsaka Metro中央線 森ノ宮駅(6番出口)から東へ徒歩2分。
<新大阪駅から>
◎JR‥‥JR(京都線またはおおさか東線)で「大阪」駅まで約4分、大阪環状線(外回り京橋方面)に乗り換え、「森ノ宮」駅まで約12分。
◎地下鉄‥‥Osaka Metro御堂筋線(なかもず行)で「本町」駅まで約12分、Osaka Metro中央線(学研奈良登美ヶ丘行)に乗り換え、「森ノ宮」駅まで約5分。
<大阪国際空港(伊丹空港)から>
◎大阪モノレール(門真市行)で「大阪空港」駅から「蛍池」駅まで約2分、阪急宝塚線(大阪梅田行)に乗り換え、「大阪梅田」駅まで約25分、大阪環状線(外回り京橋方面)に再度乗り換え、「大阪」駅から「森ノ宮」駅まで約12分。
<関西国際空港から>
◎南海電鉄‥‥南海空港線・南海本線で「関西空港」駅から「新今宮」駅まで約44分、大阪環状線(内回り天王寺方面)に乗り換え、「森ノ宮」駅まで約14分。
◎JR‥‥JR関西空港線・阪和線で「関西空港」駅から「天王寺」駅まで約50分、大阪環状線(内回り鶴橋方面)に乗り換え、「森ノ宮」駅まで約11分。
大阪健康安全基盤研究所 北館1F 正面入口
受付開始時間 9:00
※ 一般演題開始後は、3F会場入口にて受付を行います。
1F正面入口の警備員室で入館手続きをしていただき、3F までお越しください。
※ 当日の参加も歓迎です。ただし抄録集および情報交換会への参加は余裕がある場合に限らせていただきます。できる限り事前申し込みをお願いします。
日時:令和5年12月1日(金) 18:00~20:00
場所:喰い物家 “角”
〒540-0003 大阪市中央区森ノ宮中央1丁目10−16(場所はこちらをご参照ください)
会費:4,000円
Googleフォームでの申し込みとなります。
参加登録フォーム:https://forms.gle/qv4YKSvuAPczHmqw6
令和5年9月4日(月)~11月24日(金)※延長しました。
当日の参加も受け付けます。ただし抄録集および情報交換会への参加は余裕がある場合に限らせていただきます。できる限り事前申し込みをお願いします。
詳しくはこちらをご覧下さい(PDF:724KB)。
会場:大阪健康安全基盤研究所 北館9F会議室9
9:30~ 9:35 | 開会の辞 (第16回総会長 中村 寛海(大阪健康安全基盤研究所)) |
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9:35~ 9:40 | 大阪健康安全基盤研究所 理事長挨拶 (理事長 朝野 和典(大阪健康安全基盤研究所)) |
9:40~12:20 | 一般演題(口頭発表) |
9:40~10:25 |
<セッション1> 座長:梅川 奈央(大阪健康安全基盤研究所) |
演題 1 東京都内で発生したカンピロバクター食中毒の患者および鶏肉の特徴 赤瀬 悟 東京都健康安全研究センター |
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演題 2 患者及び鶏肉由来Campylobacter jejuniの分子疫学解析による感染源の推定 林 宏樹 島根県保健環境科学研究所 |
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演題 3 食中毒疑い事例由来Campylobacter jejuniの全ゲノム解析 谷 郁孝 愛知県衛生研究所 |
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10:30~11:15 |
<セッション2> 座長:下畑 隆明 (福井県立大学 海洋生物資源学部) |
演題 4 ブロイラーから分離されたCampylobacter jejuniのLOSクラス、GBS関連遺伝子とMLST解析 宮島 里佳 鹿児島大学共同獣医学部 |
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演題 5 セリン取込み能に着目したCampylobacter jejuniとC. coliの比較 渡部 綾子 農研機構 動物衛生研究部門 |
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演題 6 細胞膨化致死毒素(cdt)遺伝子に特定の変異を持つCampylobacter jejuniの性状および分子疫学解析 浦瀬 廉 大阪府大・生命環境 |
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11:20~12:20 |
<セッション3> 座長:赤瀬 悟(東京都健康安全研究センター) |
演題 7 UVA照射によるCampylobacter jejuniの上皮定着性に対する影響 小野 実優 徳島大学・医学部医科栄養学科・予防環境栄養学分野 |
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演題 8 Acanthamoeba polyphagaを用いたCampylobacter jejuniの取り込み評価 北出 真子 福井県立大学・海洋生物資源学部海洋生物資源学科 |
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演題 9 自動生菌数測定装置TEMPOによるカンピロバクター属菌検出における擬陽性反応について 谷口 喬子 宮崎大学・産業動物防疫リサーチセンター |
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演題 10 市販鶏肉におけるカンピロバクターの定量的汚染実態調査 佐々木 貴正 帯広畜産大学 |
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12:20~12:35 | 展示企業プレゼンテーション (12:20~12:25)関東化学株式会社 (12:25~12:30)ブルカージャパン株式会社 (12:30~12:35)ビオメリュー・ジャパン株式会社 |
12:35~13:30 | 昼休み 55分間 |
13:30~14:00 | 総会(会員全員参加) |
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14:00~14:10 | 休憩(10分間) |
14:10~15:50 |
シンポジウム 座長:中村 寛海(大阪健康安全基盤研究所) 『私たちの身近な環境に潜むカンピロバクター』 |
14:10~14:35 | 講演 ① 野生動物におけるカンピロバクター保菌状況 壁谷 英則 日本大学 生物資源科学部獣医学科・教授 |
14:35~15:00 | 講演 ② 愛玩動物(イヌ・ネコ)におけるカンピロバクター属菌の分布 畑中 律敏 大阪公立大学大学院 獣医学研究科・助教 |
15:00~15:25 | 講演 ③ 食肉・食鳥肉および処理場におけるカンピロバクター汚染と衛生対策 塩野 雅孝 群馬県食肉衛生検査所・副所長 |
15:25~15:50 | 講演 ④ 食品からのカンピロバクター検出状況 坂田 淳子 大阪健康安全基盤研究所 微生物部細菌課・主任研究員 |
15:50~16:00 | 休憩(10分間) |
16:00~17:00 | 教育講演 座長:川津 健太郎(大阪健康安全基盤研究所) |
細菌ゲノム解析による菌株タイピングの実践 鈴木 匡弘 藤田医科大学医学部・准教授 |
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17:00~17:10 | 優秀発表賞授賞式 |
17:10~17:15 |
第17回日本カンピロバクター研究会総会総会長挨拶 第17回総会長 岩田 剛敏(農研機構 動物衛生研究部門) |
17:15~17:20 |
閉会の辞 第16回総会長 中村 寛海 (大阪健康安全基盤研究所) |
令和5年9月4日(月)~10月27日(金) ※締め切りました
※一般演題の口頭発表者は会員に限らせていただきます(フォームに入力する発表者は口頭発表者のみです)。
※一般演題の発表を希望される方も、参加登録を忘れずにお願いいたします。
抄録はメールでの受付となります。抄録ファイルを電子メールに添付し、総会事務局までお送りください。
※統一性を確保するため、総会事務局で原稿スタイル等を変更する場合がございます。予めご了承ください。
令和5年11月10日(金)必着(厳守) ※締め切りました
PDF化したファイルを電子メールの添付ファイルで総会事務局に送付してください。
下記のリンクからポスターをダウンロードいただき、所属先、勤務先等で掲示くだされば幸いです。
〒537-0025 大阪市東成区中道1-3-3
大阪健康安全基盤研究所 微生物部 細菌課
第16回日本カンピロバクター研究会総会事務局 坂田、梅川、若林
第16回研究会総会専用E-mail
campy16th@iph.osaka.jp