平成26年2月4日(火)、ホテルメトロポリタンエドモントにて「遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞 授賞式」が開催されました。
この賞は、当法人の創業者で初代院長である医学博士、遠山椿吉の公衆衛生向上と予防医療の分野における業績を記念し、その生誕150年、没後80年である 平成20年度に創設した顕彰制度です。公衆衛生の領域において、ひとびとの危険を除き、命を守るために、先駆的かつグローバルな視点で優秀な業績をあげた 個人または研究グループを表彰するものと位置づけています。
平成25年度は「健康予防医療賞」において、将来の予防医療のテーマに先見的に着手したものを重点課題としました。
「遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞」は「医療費評価を通じた医療保険者の保健事業の質向上に関する研究」というテーマで岡山 明氏(公益財団法人 結核予防会第一健康相談所 所長、生活習慣病予防研究センター長)が受賞しました。
また、「遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞 特別賞」として「日本人の糖尿病診断基準に関する疫学研究-ブドウ糖負荷試験の経年観察データに基づく-」を研究テーマとした伊藤千賀子氏(医療法人グランドタワー メディカルコート 理事長)が選ばれました。
さらに「遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞 奨励賞」は、「感染症流行のリアルタイム分析と疫学動態の定量化」を研究テーマとした西浦 博氏(東京大学大学院 医学系研究科 国際保健学専攻 国際保健政策学 准教授)に贈呈されました。
授賞式ではまず、当法人の高橋利之副理事長・公益事業担当理事が開式の辞を述べ、選考委員長の伊藤 雅治氏(前 全国社会保険協会連合会理事長)による選考の経緯および講評を述べました。
山田匡通理事長は、まず、学識経験豊富な一流の選考委員の先生方が、厳正に審査に携わることが即ち遠山椿吉賞の権威であり、それを継続していく事が遠山賞の価値を大きく形作るであろうと述べ、選考委員長ならびに選考委員各位に心からの敬意を表しました。
また、6回目を迎えた遠山賞が、予防医療の実践、創造性、これからの人の育成を選考基準として、正しく審査してきたことの意義にふれ、一般に知ることの少 な い、公衆衛生向上にまい進される研究者のご貢献に、光をあてることができる喜びを語り、 創業者、遠山椿吉博士に感謝を捧げました。
山田理事長は、岡山氏のご研究について、「わが国の医療経済面での効果を特定保健指導の有用性から示した極めて意義深い内容であり、地味なデータの中から導いた 成果を人びとの幸せの為、ご尽力・ご貢献下さいましたことに、こころから感謝申し上げますと共に、受賞をお慶び申し上げたいと存じます」と述べました。
伊藤氏のご研究については、「非常に長年にわたって糖尿病の疫学的データをフォローし、糖尿病の早期発見早期治療に非常に多くの業績で貢献されていることに感銘を受けました」と深い敬意を表しました。
また、西浦氏のご研究については、「感染症流行のリアルタイム分析という難しい課題に、数理的アプローチでその独創性を発揮し、疫学研究及び予防医療に貢献され、今後の更なるご活躍に期待されます」と述べ、「岡山先生、伊藤先生、西浦先生のますますのご活躍・ご健勝を心よりご祈念申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます」と、結びました。
山田理事長による祝辞の後、来賓として滋賀医科大学 名誉教授 アジア疫学研究センター特任教授 上島 弘嗣氏が祝辞を述べ、それに応えて岡山氏、伊藤氏、西浦氏からそれぞれ、受賞についての挨拶があり、授賞式は終了しました。
続いて行われた岡山氏、伊藤氏、西浦氏による受賞記念講演会には、100名近い参列者が熱心に聴き入りました。
記念講演会終了後、会場を変えて行われた受賞記念レセプションでは、及川 孝光当医療法人統括所長が挨拶し、当医療法人の太田 千代次常務理事の発声で乾杯が行われました。参加者は大いに交流を深め、レセプションは盛況のうちに終了しました。
開会の辞
高橋 利之(当財団副理事長, 公益事業担当理事, 当医療法人理事)
選考委員長講評より
伊藤 雅治(前 全国社会保険協会連合会 理事長)
授賞式来賓祝辞より
上島 弘嗣(滋賀医科大学 名誉教授, 同 アジア疫学研究センター特任教授)
受賞者あいさつより
遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞 受賞
岡山 明(公益財団法人結核予防会第一健康相談所 所長,生活習慣病予防研究センター長)
遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞 特別賞 受賞
伊藤 千賀子(医療法人グランドタワー メディカルコート 理事長)
遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞 奨励賞 受賞
西浦 博(東京大学大学院 医学系研究科 国際保健学専攻 国際保健政策学 准教授)
当財団副理事長、公益事業担当理事、当医療法人理事
開式にあたりまして、一言ご挨拶させていただきます。本日は、あいにくの天候のところ、大勢の方にお集まりいただき、誠にありがとうございました。皆さま、すでにご承知の方も多いかと存じますが、遠山椿吉博士の偉業をたたえて、今から6年ほど前に、博士の生誕150年没後80年を記念して遠山椿吉賞を創設させていただきました。
東京顕微鏡院は、もともと検査部門と医療部門と2つございまして、10年前に医療部門が分かれて2つの法人になっておりますが、現在も両法人一体経営で事業運営を行っております。そのため、この遠山賞も隔年で、それぞれの法人の事業テーマである「健康予防医療」「食と環境の科学」に焦点を当てて、公衆衛生向上に優れた成果を挙げた研究者の方を選考顕彰させていただいております。今回は6年目を迎え、「遠山椿吉記念健康予防医療賞」としては、3回目ということになるわけでございます。
今日は、岡山 明先生、伊藤千賀子先生、西浦 博先生と、3名の先生方が受賞されることとなり、心からお祝いを申し上げる次第でございます。本当におめでとうございました。
今日に至るまで、伊藤雅治選考委員長をはじめ選考委員の皆さまにはたいへんお世話になりました。また、関係者の皆様にも多大なるご尽力をいただきまして、今日を迎えることができましたことを心から厚く御礼を申し上げます。
本年度からは、優れた業績が認められれば、本賞以外にも奨励賞や特別賞を設けて顕彰する場合があることを決め、全国160の公衆衛生学教室に応募書類一式をお送りして、より広く応募推薦を呼びかけた次第です。
では、ただ今より、この記念式典を開催せていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
前 全国社会保険協会連合会 理事長
選考委員長を申し付かりました全国社会保険協会連合会 前理事長の伊藤雅治でございます。このたびの「遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞」は、私を含む6名の委員が選考にあたりました。
選考の過程を申し上げます。
幅広い分野の研究者・研究団体に対し応募推薦を呼びかけたところ、6月30日の締切までに、16件の応募がありました。
一次審査は7~8月に行い、9月27日に選考委員会を開催し、委員会としての推薦候補を決め10月18日に私が主催者の経営会議に参加し、選考過程を報告し受賞者が決定いたしました。
次にその詳細を申し上げます。
まず一次審査では、6名の選考委員が16件すべて個別審査を行い、次に各委員は審査票の集計資料をあらかじめよく読んでから、選考委員会当日に臨みました。
なお、評価にあたっては、「遠山賞の趣旨と選考基準」を明らかにして、各選考委員の理解と注意を喚起しました。
この賞は、遠山博士の生き方を尊重し、(1)公衆衛生への貢献度、(2)公衆衛生向上を図る創造性、(3)予防医療の実践、(4)これからの人の育成ということを、4つの評価軸として公表しております。これを5段階評価し、総合評価ともいうべき「推薦したいテーマか」という問いにYes/Noを回答し、自由記載欄にコメントを記載するようにいたしました。
また、総合評価が拮抗する場合には、第1回遠山賞選考委員会で合意された観点、すなわち、
選考委員会では、事前審査票の集計資料を元に、委員全員の総意として総合評価において上位から5件の研究テーマを選んで集中審議することとし、以上申し上げた選考基準に従って受賞者を選んだわけでございます。
選考委員会の講評を申し上げます。
岡山 明先生のご研究は、
このようなことから、岡山先生の一連のご業績に高い評価が集まり、本賞と決定しました。
伊藤千賀子先生のご研究は、
わが国の糖尿病疫学研究において果たした役割は極めて大きく、高く評価されるご研究です。
遠山賞のコンセプトにぴったり合致しますが、「これまで受賞の機会を得なかった方のご功績に光を当てる」という賞の意義に鑑み、特別賞をお贈りすることが決定いたしました。
また、西浦 博先生のご研究は、
選考委員長として、選考の過程を振り返りますと、この遠山賞の存在と意義を強く感じる次第であります。
公衆衛生や予防医療を向上させるには、個人個人の先見的な発想力や、社会的使命に突き動かされての地道な研究が必要です。しかし、この分野においてはその重要性にもかかわらず、研究者個人に光があたることが少ないのが現状ではないかと思います。
この遠山椿吉賞が、今後とも多くの優れた研究者の業績や、若い研究者の将来性に光を当て、公に称えることで、次世代を担う後進の育成にもつながることを期待する次第であります。
滋賀医科大学 名誉教授・同 アジア疫学研究センター特任教授
遠山椿吉記念 第3回 健康予防医療賞の受賞式にあたりまして、受賞者の皆さんに一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。
岡山 明先生、伊藤千賀子先生、西浦 博先生、このたびのご受賞、誠におめでとうございます。公衆衛生・予防医学医療に関する賞が少ない中で、このような先人の業績を顕彰する賞がもうけられ、今回、3人の方々がそれぞれ、健康予防医療賞、同特別賞、同奨励賞を受賞されましたことを大変嬉しく思っております。
岡山先生は私にとりまして長年の同士であり、現在も共同研究を行っている仲間であります。ともに苦労してNIPPON DATAのコホートを立ち上げました。あれから早、20年が経過しました。岡山先生の生涯にわたる研究主題は「生活習慣病予防のための生活指導方法とそのシステムの開発」と言ってもよいと思いますが、今回の受賞はその流れの中で、保健指導と医療費の問題に焦点を当て、保健指導を積極的に行うことで医療費の伸びを抑えられる可能性を示したものです。先生のシステム作りの上手さを存分に発揮された研究であり、実践であると思います。正に、今までの先生のたゆまぬ努力と研究・活動の成果は、「遠山椿吉記念 健康予防医療賞」にふさわしいものと考えます。
伊藤千賀子先生、おめでとうございます。伊藤先生とは古くからの顔見知りのなかであり、今も、委員会等でご一緒することがあります。伊藤先生はご卒業後、内科の教室に入られ爾来糖尿病の研究に打ち込んでこられました。先生は、長年、広島で原爆被爆者の健康管理に従事されてきましたが、その日常業務である健診の場を生かして糖尿病の診断と予防の研究・実践をされてまいりました。私も卒業後15年ほどは健診業務に従事してきましたので、健診の場を生かした研究や予防医学の実践をすることの困難さをよく承知しております。その点からも、先生が糖負荷試験受検者の成績を生かして、糖尿病の発症予防に資する疫学研究をされてこられましたことに心より敬意を表します。
最後に、奨励賞を受賞されました西浦 博先生、おめでとうございます。先生にお会いするのは、初めてですが、今ちょうど流行が始まり話題となっております鳥インフルエンザ等の急性感染症の流行様式を定量化して、その流行の広がりを予測し予防対策を立てる、感染症の分野における数少ない理論疫学の若手研究者です。地球のいろいろな所で種々の感染症が起こっていますが、そのためでしょうか、先生は世界各地で研鑽を積んでおられ、若いエネルギーの力強さを感じます。今後の益々のご活躍を願っています。
最後にもう一度、受賞者の皆さまのご健勝と益々のご発展を祈念して、私の祝辞を締めくくりたいと思います。本日は誠におめでとうございます。
公益財団法人 結核予防会第一健康相談所 所長、生活習慣病予防研究センター長
この度はこのような賞を頂きまして、本当に感激しております。
実は受賞の連絡をいただいたとき、「本当に私でいいのか?」と思わず思ってしまいました。私は現場で予防医療の実践に取り組んでおりまして、残念ながら論文として研究成果を挙げる、という意味では若干足踏みをしている状態でした。論文作成の努力は少し足りないのではと思っており、とりあえず応募するだけはさせていただいたという状況でした。
本日、選考結果を聞かせていただいて、逆にいくつか納得するところもありました。先ほどご紹介いただいたNIPPON DATA研究の立ち上げへの貢献については私自身も大きな仕事をしたと思っています。元々研究を立ち上げるのが好きで、データや研究体制を整備すると、後は頼むよと別に移るということを繰り返してきました。滋賀医大だけでなく岩手医大、国立循環器センターでも同じように研究を立ち上げたものが現在多くの論文に結びついており、これら過去の仕事を評価していただいたと受け止めております。
やはり予防医療の意義は実践にあると考えており、日々健診機関での実践に取り組む中で、こうした学術的な仕事は半分諦めていたようなところがありましたが、結核予防会に移ってからも、研究者の仲間に支えられて研究を継続できたことは非常に大きかったと思います。このような状況の中で、今回の受賞に私は本当に及第点だろうかと思いつつ、本日この会場に向かって来たのですが、これからも頑張れという意味で賞をいただけたのではないかと思っております。
記念講演で改めてお話しますが、私が集めてきたデータで中村幸志先生が日本疫学会奨励賞をいただいたことからも、医療費と健康の問題はやはりこれからトピックになっていくと思います。その意味で、私が先鞭を付けさせていただいて、この分野にどんどん後進の若い方々が入ってくれれば、更に発展していくのではないかと考えておりまして、公衆衛生の一分野として更に発展させていきたいと思っております。この度は本当にありがとうございました。
医療法人グランドタワー メディカルコート 理事長
この度は遠山椿吉記念第3回健康予防医療賞を賜り、身に余る光栄でございます。
まず、本受賞に際しまして東京顕微鏡院の山田匡通理事長、選考に当たられました伊藤雅治委員長、選考委員の諸先生方に厚く御礼申し上げます。
私は広島大学を卒業後、第二内科に入局して右も左もわからない時に、たまたま教授から内分泌研究グループに決められました。間もなく教授から原爆被爆者の糖尿病について研究するようと指示が参りました。この時は原爆被爆者の糖尿病の特徴を明らかにせよとの意味か、被爆者集団について糖尿病のコホートの研究をしろとの意味か分かりませんでした。入局するまでは上の先生の下請けをしておればよいと考えておりましたので、教授の一言は正に青天の震震でした。50年前ですから教授の一言は絶対でした。
昭和32年に広島や長崎で原子爆弾に被爆した人々に対する法律が制定されて検診が行われていました。研究とは如何にするものかも分かりませんでしたが、くよくよしても始まらないと考え、先ず、被爆者検診を一手に引き受けている「広島原爆被爆者健康管理所」を視察しました。今から半世紀も前のことで、当時は白血病など血液疾患のスクリーニングを人海戦術で行っていました。
健康管理所の中でみたものは山積みされた10万枚の検診個人票で、血液一般、尿検査や血圧など少ない項目の中から有効なデータを取り出さなければなりませんでした。手伝ってくれる同僚の先生と二人で来る日も来る日も個人票を1枚1枚めくり、紙に正の字を書きながら3カ月弱で全ての個人票を集計して尿糖陽性率を求めました。尿糖陽性率は女性が男性の1/3~1/4であることが明らかになり、当時高い評価を受け、これがきっかけとなって私はこの施設で糖尿病のcohort研究を行うことになり、OGTTのfollow-up研究に着手した。1969年からは併設されている広島市医師会臨床検査センターの部長で勤務し、翌年からは健康管理所の部長になり、研究が本格化しましたが、1965年に初めてこの施設に足を踏み入れてから1969年までは非常勤として勤務しながらデータを収集しました。すべて私がこつこつと集めて参りました。新しい検査項目が開発されると必要に応じてOGTT時に追加しました。この経緯は受賞講演の中で少し述べさせていただきます。
データの分析もパンチカードからタナックのカードセレクター、1980年からはやっとパソコンを利用しましたが、分析プログラムはBASICを用いて自分で作成しました。多くの研究成果が得られましたが、中でもOGTTの経過観察によって日本人のデータをもとに糖尿病診断基準の作成に寄与できたことはこの半世紀に及ぶ疫学研究の成果をうれしく思っております。
私の研究は地味でコツコツと続けて参りましたが、このような研究に光を当てていただき素晴らしい健康予防医療賞を賜りましたことはこの上ない喜びでございます。
心から御礼申し上げて私の謝辞とさせていただきます。ありがとうございました。
東京大学大学院 医学系研究科 国際保健学専攻 国際保健政策学 准教授
この度は大変立派な賞を頂きまして、誠にありがとうございます。
医学部の最終年度に疫学者を目指してから、ずっと海外で研究に従事して参りました。入門当初から理論疫学を専門にすることを決めておりましたが、日本でこうした研究をされている先生がほとんどいらっしゃらないために、十分な指導体制がありませんでした。そこで,海外に指導者を求めてロンドンに渡り、ヨーロッパ(英国,ドイツ,オランダ)でこれまで自分のトレーニングを兼ねて研究仕事を続けて参りました。
自分でデザインしたキャリアでしたので、初めのころはとても生活するのが苦しくて、貧乏の話をするなら私に勝る者はいないと思います。(笑)ロンドンでパンの耳を貰って暮らした経験からスタートし、その後も入門時は経済的に厳しい日々が続きました。現在、やっと疫学の教育と研究で雇用していただける専門家として認識されています。
大学院生の指導をする際、私は研究者としてのキャリアを飛行機の離陸から大空をどこまで鮮やかに飛べるのかということに例えて表現することがあります.つまり、どこまで高く飛んで、美しい飛行を見せるかということが、研究活動度を反映するという比喩的表現をするのですけれども、今回頂きました奨励賞というのは、まずうまく離陸ができたことを賞していただいたものと、私自身は受け止めています。
私は医学部を卒業しまして、今年で医者として13年目になります。まだまだ本当の若輩者ですが、そのうち研修医の1年間を除いてずっと海外で仕事をして参りました。その間、研究を進めるに当たってずっと心苦しく感じてきたことがあります。それは、日本において若手の育成や理論疫学という研究分野の発展に対して、あまり貢献できていなかったということです。去年日本に帰って来まして、今やっとそれに少しでも貢献させていただける立場になりました。今年の夏に感染症の数理モデルの短期コースを2週間開講することを企画しています。また、兼ねてより企画していた入門書に位置づける単行本を出版させていただく予定です。
今回の奨励賞を、まさにその励みとさせていただきまして、これから後進の育成にも尽力しつつ、研究に励んでまいりたいと思います。引き続き皆さまの叱咤激励をよろしくお願いいたします。この度はどうもありがとうございました。
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