唾液からの新型コロナウイルスPCR検査※現在休止中
唾液を検体とした新型コロナウイルスPCR検査は、飛沫を発しにくく、周囲への感染拡散のリスクが低い検体と考えられています。鼻咽頭ぬぐい液の採取に比べて刺激や苦痛が少なく、かつ容易に採取が可能であり、一定量の唾液を容器に出すことが出来れば、誰でも検体採取が可能です。
【検体の種類ごとの特徴と採取時の感染防御策】
検体の種類 | 特徴 | 採取時の感染防御策 |
---|---|---|
鼻咽頭ぬぐい液 | ・SARS-CoV-2は上気道から感染するため、感染初期には最も標準的で信頼性の高い検体となります。 ・自己採取ができず、医療者による採取が必要です。 | 一定の曝露あり (フェイスガード、サージカルマスク、手袋、ガウン等で防御) |
唾液 | ・被験者自身での採取が可能ですが、注意事項※について理解することが必要です。 ・検出感度は鼻咽頭ぬぐい液と同程度と発表されています。 | 曝露は限定的 (サージカルマスク、手袋) |
※唾液での検体採取の注意事項
素により検査の感度が低下するため、飲食前に採取することが望ましいですが、避けられない場合には目安として30分間は歯磨き、うがいおよび飲食等を行わないようにしましょう。
唾液からの新型コロナウイルスPCR検査は現在休止中です
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